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僕ら音楽家は驕っていたのかもしれない。その3

深堀りする、なんて啖呵きったわりには前回の更新から随分と経ってしまった。

少々忙しかったせいでもある。

しかし、前回の記事に「そんな時代に、僕ら音楽家が何ができるのだろうか。」と書いたことを、ずっと考えていた。

僕ら、というより僕は、実は何もできないのではないか。

できる力はないのではないか。

今、目の前にある作品に力の限り取り組むしかないのではないだろうか。

音楽が何かを変えるというより、音楽を通した「人のつながり」が何かを変えるのだから、一人で力んでみてもしょうがないのだろうか。

それこそ、僕は音楽家として驕っていたのかもしれない、と思い悩んでいた。



「B to B」とか「B to C」なんて言葉を、最近は多く聞く様になった。

因みに、「B to B」は「Business to Business」の略で、製品メーカーと商社や、卸問屋と小売店などの、企業間の取引を指す言葉だ。

「B to C」は「Business to Consumer」の略で、企業と消費者との取引を指す言葉である。

僕のような「作編曲家」は個人事業主であるが「B to B」である。

「B to C」はレコードメーカーや、音楽のDLやストリーミングを仕組みを運営している企業であろう。

コンサートの企画をするイベンターやライブハウス、カラオケボックスやカラオケスナックなど(ナイト店というらしい)なども「B to C」だ。

「作編曲家」は商品開発の一部を請け負っている「下請け」である。

もっと端的に言えば、レコードメーカーの1次下請けである。

もちろん、対応力を持ちつつもユニークな自分しか作れないサウンドを追求し、最新の制作方法を導入して仕事のクオリティを上げつつもコストダウンにも対応し、日々の勉強と準備は怠らずにいるつもりだ。

今のところ、全体の仕組みの1つとしてベストをつくす事が最善の道であろう。



今のところ、と書いたののは、これを読んでいる皆さんもご存知のように、全体の仕組みがなくても、音楽を消費者に届けることができるように、世の中が進んでいるからだ。

個人で音楽をリスナーに届け、かつビジネスとして成り立つことが可能になってきているからだ。

代表的なものとして「YouTube」があるが、広告と連動すれば利益を上げることも可能だ。

DLサイトもストリーミングサイトにも個人で登録できるし、印税収入を得ることも可能だ。

それも低コストで。

まだ「可能だ」の段階だが、「音楽でメシを食う」ということが、いろいろな仕組みに頼らなくても個人の才覚と才能でできる社会になるのは、もはや時間の問題なのかもしれない。

それこそが音楽業界の「イノベーション」なのだが、それについて語るほどの学びが、今は足りていない。

謙虚になんて書くと偽善っぽいが、それでも謙虚に学び続けて行くしかない。

そのプロセスで気がついたことを勢いで書く事もあると思うので、「青臭いやつ」なんて思わずに読んで頂けたら幸いである。


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