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僕ら音楽家は驕っていたのかもしれない。その2

前回のブログに書いたように、もう少し深堀りしようと件の記事を見ていたら、ふと気がついた。

2013年の次の2014年の統計が抜けていて、次が2015年になっている。

元ネタである日本レコード協会の統計からも抜けている。

2013年から2015年の間に音楽の「無関心層」が増える何かがあったに違いないと思って考えてみた。

僕なりの結論は、消費税の増税



物価の変動などを考慮した指標で、くらしの実感に近い実質賃金は4年連続のマイナスとのこと。

言わば、4年連続で給料が下がっていることと同じだ。

国会の答弁で某大臣は名目賃金が上がっていることを力説していたが、物価を考えなければ、きっとそうなんでしょう。

名目賃金が上がっても、物価が上がれば帳消しだ。

実際、消費税を上げれば、当たり前だが物価は上がる。

ざっくばらんに言えば、給料が何年も上がっていないのに、物価が上がり消費税も上がり、踏んだり蹴ったりだ。

企業が儲かっているのに給料が上がらないのは、株主配当を増やしたり、自社株買いで株価を上げたり、そんなことに儲けをつぎ込んでいるらしいが、これをここで詳しく書くのはミュージシャンのすることでないので、もっと知りたい方は経済評論家のコラムやブログを読んで欲しい。



僕は30歳代の後半ごろ、本業でメシが食えないので溶接工のバイトをしていた。

土木や建設に使われるコンクリート製品の鉄筋を、図面に従って溶接で組み立てる作業をしていた。

8:00〜17:00の労働であったが、半端なキツさではなかった。

あんまり腹が減るので、食べまくっているのに半年で10kg痩せた。

1200度の火の粉が飛び散る作業なので、肌の露出をなくし防塵マスクとかぶり面をするのだが、真夏は工場内の気温が50度もあり、サウナで冬服で肉体労働をしているようなものだった。

そんな労働なので、帰ったら風呂入ってメシ食って、ミュージシャンの僕でさえ音楽もへったくれもなく、疲れ果てて速攻で寝るだけの日々だった。

もちろん本業の音楽の仕事が入ったら、お休みさせて頂いて、本業に集中できたから今があるわけだが。

もし、その溶接工が本業で実質賃金が下がったら、止むなく残業したり休日出勤したりしての穴埋めを考えるわけだが、幾ら超人的な体力の持ち主でも、音楽を楽しむ余裕などどこにもないだろう。

または、倹約することも考える訳だが、無くても食うに困らない音楽なんて、どんどん遠ざかっていくだろう。



そんな時代に、僕ら音楽家が何ができるのだろうか。

そして音楽の世界にもイノベーションの波が押し寄せてきている。

音楽家としてこの時代を生き抜く、ということをもう少し考えを深めて、ここに書いていこうと思う。

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