今回はちょっぴり専門的かな。
興味のない人はいつものようにスルーしてね。
エレキギターは大雑把に分けると、ソリッドボディ(分厚い1枚板)とホロウボディ(空洞がある)の2種類になる。
ソリッドボディ ストラトキャスター、テレキャスター、レスポール、など
ホロウボディ フルアコースティツク、セミアコースティツク、など
ソリッドボディは生音は非常に小さいが、分厚い(ソリッド)1枚板は音の振動を殺さない工夫なので、ギターアンプからの出音は非常に伸びる。
ホロウボディの生音は、特にフルアコースティツク(フルアコ)はそれなりに鳴るが、ギターアンプからの出音はあまり伸びない。
セミアコースティツク(セミアコ)はは中心部分がソリッドなので、ソリッドとフルアコの中間くらい音が伸びる。
ホロウボディの「ホロウ」は空洞という意味なのだが、じつはリッケンバッカー(ビートルズが使っていて有名)も空洞があったりするので、区別する為にフルアコやセミアコをハコものギターと呼んだりする。
ハコに弦が共振し、反響して複雑な倍音ができて、その結果があのメロウで暖かくも哀愁のある音色になるのだろう。
確かに「ジェフ・ベック」とか「クラプトン」とか「スティーヴィー・レイ・ヴォーン」とか「スラッシュ」とか、ソリッドギターをメインに使うギタリストの演奏は華があってカッコイイと思う。
が、実は「デビット・T・ウォーカー」とか「エリック・ゲイル」とか「ウェス・モンゴメリー」とか「ジョージ・ベンソン」とか、ハコものギターがメインのギタリストの方が好きだったりする。
やっぱり、俗にいう「モータウン系」の音楽が好きでこの業界に足を踏み入れた経緯があるので、どうしても・・・
まあ、その話は長くなるのでまた今度。
そこで、ソフトシンセの「
CHRIS HEIN GUITARS」。
非常に残念なことに実はもう廃盤・・・
しかし、このソフトの「ジャズギター」の音色はもう最高。
それもピック弾きと指弾きが用意されている。
これを、アンプシミュレーターのプラグイン「Avid / Eleven」の「'59 Fender Tweed Deluxe」を通すと、涙ものの音色になる。
凄く気に入って、僕のアレンジの最低50%は使っていると思う。
もちろん、予算があって凄腕スタジオミュージシャンの演奏に差し替えられたら、言う事は無いが・・・
でも、この音色はデモの段階のアレンジでも気持が乗ってくる。
それに、リードもバッキングも非常に細かい設定ができて、本気で打ち込めばかなりリアルな演奏を表現出来る。
買っていて本当に良かったが、廃盤ということはアップデートはもう金輪際ないと言う事だろう。
売れなかったから廃盤になったのかなぁ・・・
本当に残念だ。
「CHRIS HEIN」さんの気が変わるといいんだけどなぁ・・・
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