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演歌歌謡曲を制作する側が、世代間の手を離してしまっているかもしれない。

最近の晩酌のお気に入りは「尾鈴山 山ねこ」だ。下北沢の行きつけの「Perry's Bar」のマスターに教わった焼酎だ。と言いつつも、普通に居酒屋や割烹店などでよく目にする焼酎なので、希少価値があったり高価であったりしないが、飽きのこない味が魅力だと思う。それと香りが売りらしく、芋焼酎らしいフルーティな香りも疲れ切った脳を癒してくれる。ロックでも水割りでもお湯割りでもいける気軽さもカジュアルでいい。その下北沢の...

演歌歌謡曲業界の界隈がザワついている。

なぜ、演歌歌謡曲業界の界隈がザワついているかというと・・・今年、日本作曲家協会と日本作詩家協会の共催で行われる「ソングコンテストグランプリ・2017」において、グランプリ曲が「鳥羽一郎」さんの新曲として日本クラウンより発売されることが決定しているからだ。演歌歌謡曲業界において、作詩と作曲が分業化されている関係で、作詩部門の募集で2編の最優秀詩を選び、それを課題詩にして作曲部門の募集を行い、最終的に2曲...

「過圧縮ポップ」と「圧縮歌謡曲」

僕は、Kindle Paperwhiteというタブレット端末を持っているが、これは電子書籍を読むことに特化している。読書好きな僕としては、本の保管場所を考えなくて良くなり、若干は安く書籍が購入できるので非常に重宝している。今の季節は、晩酌の焼酎お湯割りをチビチビやりながら、Kindleでの読書が格別だ。それはさておき。自分で言うのも何だが、僕のアレンジの特徴は展開が多いことだと思う。1曲の中にいろいろな要素を入れて混ぜ...

ラテン音楽は体験型エンタテイメントだろうか?

昨日は久しぶりに休肝日にした。休肝明けの今晩は何飲もうかと、今からちょっとワクワクしている。ウイスキーのロックもいいけど、赤ワインもいいなぁ・・・なんて、ああでもない、こうでもないと。ラテン音楽といえば、南米の陽気な音楽を思い浮かべる人も多いだろう。それは間違いではないが、アフリカからの奴隷貿易の中継点だったキューバから、北中米南米各地に奴隷と共に広まった、アフリカの主にバントゥー系民族の伝統音楽...

今更ながら「モノからコトへ」

ワインとか泡盛とかスコッチとか色々書いてきたが、最近は冷え込みが厳しせいか、歳のせいか、焼酎のお湯割りばかり飲んでいる。最近のお気に入りは「問わず語らず名も無き焼酎」。どんな料理にも合う、シンプルな味わいが気に入っている。ところで、時代は「モノからコトへ」と価値観が変わってきているそうだ。ざっくりと言えば、ブランド志向のモノを消費するライフスタイルから、体験する事の重きをおくライフスタイルに、現役...

さすがに少し燃え尽きたかも・・・

ここのところ、非常に忙しかった。編曲の締め切りと、そのレコーディングがほぼ同時に何曲も重なった。ヒマな時もあるのに、なんで仕事がくる時は集中するのだろう。いや、このご時世、仕事頂けるだけで非常に有り難いことなので、文句言ってはいけないいけない。レコーディングも、生のストリングスと女声コーラスのダビングで棒を振ってみたり、Vocalダビングのディレクションをしてみたり。しかし、生のストリングスはテンショ...

僕ら音楽家は驕っていたのかもしれない。その3

深堀りする、なんて啖呵きったわりには前回の更新から随分と経ってしまった。少々忙しかったせいでもある。しかし、前回の記事に「そんな時代に、僕ら音楽家が何ができるのだろうか。」と書いたことを、ずっと考えていた。僕ら、というより僕は、実は何もできないのではないか。できる力はないのではないか。今、目の前にある作品に力の限り取り組むしかないのではないだろうか。音楽が何かを変えるというより、音楽を通した「人の...

僕ら音楽家は驕っていたのかもしれない。その2

前回のブログに書いたように、もう少し深堀りしようと件の記事を見ていたら、ふと気がついた。2013年の次の2014年の統計が抜けていて、次が2015年になっている。元ネタである日本レコード協会の統計からも抜けている。2013年から2015年の間に音楽の「無関心層」が増える何かがあったに違いないと思って考えてみた。僕なりの結論は、消費税の増税。物価の変動などを考慮した指標で、くらしの実感に近い実質賃金は4年連続のマイナス...

僕ら音楽家は驕っていたのかもしれない。

Yahooトピックスで見た方も多いかもしれないが、音楽離れは「有料の音楽」離れに限らず「音楽そのものから距離を置く」という記事について。時間が経過するとYahooトピックスのリンクがきれるかもしれないので、その記事の元はこちら。音楽を生業とする者としては、気になる記事だ。日本レコード協会が毎年統計をとっている「音楽メディアユーザー実態調査」の最新の結果が発表され、それを受けて上記サイトの管理人がそこから分析...

心の数値化・・・

3月からアレンジャー人生始まって以来の忙しさだった。最高で歌もの7曲を同時並行して作業していたときもあった。今も3曲かかえて、尚かつ劇伴(劇中伴奏音楽)の作曲の仕事も始まったのでヒマなわけでは無いが、一時期と比べて一息つける状況にはなってきた。我々の職業は「忙しい=収入が増える」なので、本来はこの状況はウェルカムなのだが、それにしても忙し過ぎた。そのせいか、脳味噌が高速に回転するときに疲労感を感じ...

良い音と楽な音

今はAFN( American Forces Network、米軍放送網)というのだが、昔はFEN(Far East Network、極東放送網)と言っていた。今から30年以上前のこと。エアコンも無く窓を開けっ放しでのドライブで、AMのモノラル放送であるFENを、ダッシュボードの真ん中あたりにあるフルレンジの1スピーカーで大音量(のつもり)で聞いていた頃。昔は良かった的な話をする気は毛頭ないが、しかしそれは僕のミュージシャンとしての原風景の1つだ。...

結果が出るまでやりきる能力

最近つくづく思うのが「結果が出るまでやりきる能力」が音楽家には必要ということ。楽器や歌の練習や、創作脳を作ることや、音楽業界的人間関係も含めて、形になるのに時間のかかることが多い。1万時間の法則という考え方があるそうだ。毎日4時間ずつ取り組んだとして、約6年10ヶ月かかる。飽きっぽい人やリセット癖のある人には向いていない。もっと言えば、臨機応変で柔軟な人にも向いていない。不器用に「自分には音楽しかな...

アレンジャーという職業は「おわコン」なのか?

結論から言えば、音楽制作におけるアレンジ(編曲)というプロセスは終わることはないが、職業としてのアレンジャー(編曲家)は、近い将来に本当に「おわコン」になる可能性は高いと思う。正確には、近い将来は「アレンジしかしないよ」と言う人には仕事のオファーが来なくなるかもしれない、ということだ。演歌歌謡曲業界でさえ、現在は俗にいう「書き」しかしない、詳しく言えばスコア(総譜)を書いてスタジオでオーケストラを...

TV時代劇「大江戸捜査網」の劇伴

「大江戸捜査網」とは、1970年から1984年まで東京12チャンネル(現 テレ東)で放送された、時代劇である。時代劇の定番である勧善懲悪をテーマにしながらも、当時人気のあったアメリカのTVドラマである「スパイ大作戦」と「アンタッチャブル」のエッセンスを取り入れた、当時としては斬新なアクション路線の時代劇だった。現在はBSジャパンにおいて平日のAM9:00より再放送されている。脚本や演出やキャストとかについては他の識者...

Spotifyは、いったいいつ始まるのかねぇ・・・

Sotifyのサイトを見ると「日本でのサービス利用は現在準備中です!」との大きい文字が・・・がっかりしつつも、しっかり開始のお知らせ用にメルアドを登録して、指折り数えて待っているわけだが。欧米では、CD→DL→ストリーミングという流れで音楽の聞き方が変化してきているようだが、日本はどうだろう?どうやら日本ではDLがあまり普及しなかったようだ。ガラ携で着うたで音楽を聞く日本独特の方法が、最近まで続いていたせいだと...

iTuesの音質を著しくグレードアップする「Amarra3.0」

以前「iTunesの音質をグレードアップするには・・・」という記事を書いたが、そこで取り上げた、Sonic Studio社のAmaara が3.0にバージョンアップした。最大のトピックは、DSDプレイバックだ。iTunesからAmarraのプレイリストのキャッシュに読み込み、そして再生するので、iTunesではなくAmarraのオーディオエンジンの音で聞けることになる。残念のことに、僕のオーディオインターフェースはAvid社のHDI/Oなので、DSDの再生ができ...

敢えて「CD」という選択肢はあるか?

ここ数年、ネットでCDに関するアンケート絡みの記事を目にすることが増えた。「なぜCDが売れない?」とか「10代20代の若者にCD購入経験について聞いてみた」とか。CDがメディアとしての終焉を迎えつつある、という見方が根底にある記事が多いように思う。投票券とかPVとかインタビュー画像とか、プラスアルファを付けないと売れないと考えられているようで、最近はタオルや携帯ストラップなどと並ぶグッズの1つと考える業界関...

ハイレゾを意識したプロダクションとは?

僕が最初にハイレゾ配信を知ったのは、4年前の Inter BEE と呼ばれる年一回幕張で開催される国際放送機器展だった。その頃にはまだ試行錯誤の段階であったが、世界各国でハイレゾ配信を始めていた。ハイレゾを意識したプロダクションは各DLサイトを運営するレーベルが任意に行っているようで、大手レコードメーカーが予算をかけて制作していないようだった。当然予算が限られるので、Inter BEE のセミナーでその音を聞いたが、音...

ハイレゾ音源を購入してみた。(その3)

ハイレゾ音源を購入してみた。(その1)(その2)はこちら。Emperor/Fantasy-Beethoven&Schumann / Berliner Philharmoniker and Daniel Harding and Yundiを聞いてみた。2000年のショパンコンクール1位の天才中国人ピアニスト、というより超イケメンで有名な「Youdi Li」のベートーベンのピアノコンチェルト「皇帝」。そしてハーディング指揮のベルリンフィルとの競演。もちろん音楽の内容も素晴らしいのであるが、評論家でな...

ハイレゾ音源を購入してみた。(その2)

前回の記事ハイレゾ音源を購入してみた。(その1)はこちら。今度はキチンと購入音源の話。購入したのはアルバム2つ。1、Gaucho / Steely Dan (WAV 192kHz/24bit)2、Emperor/Fantasy-Beethoven&Schumann / Berliner Philharmoniker and Daniel Harding and Yundi(WAV 96kHz/24bit)先ずは「Gaucho / Steely Dan」から。こちらはこの音楽業界に足を踏み入れた頃から聞き続けている「My Reference Music」だ。PAエンジニアをや...

ハイレゾ音源を購入してみた。(その1)

ハイレゾ音源をe-onkyoからDLにて購入してみた。ハイレゾとは、「high resolution/ハイレゾリューション」の簡略した言葉で、意味は「高解像度」という意味だ。CDの解像度は、量子化(クォンタイズ)ビット深度が16bitで、サンプリング(標本化)周波数44,1kHz。ビット深度の16bitはともかく、サンプリング周波数は理論上は44,1kHzで充分なはずだ。なぜなら、健康な人間の聴覚で感じられるもっとも高い周波数は20kHzと言われてい...

音の重なりの境界線

最近、ピアノとガットギターとウッドベースと弦楽四重奏の、アコースティックでシンプルな編成で歌ものをアレンジした。その歌は、譜割りは大きめで、言葉の行間を「間」で表現するタイプの楽曲だ。クライアントの意向が、装飾的な音を一切省いたシンプルなアレンジとのオーダーだった。普段は音を厚めにするアレンジのオーダーが多いので、今回は新鮮で楽しい仕事になった。演歌歌謡曲業界では、演歌オーケストラ又は歌謡オーケス...

コードネーム「Bbb」には驚いた。

最近は手書きで譜面を書く事はほとんど無い。あまりに膨大な手書き譜面がダンボール何箱もあって、場所塞ぎを解消して電子保存しようという意味もあるが。過去のアレンジ譜を探すのもひと苦労だし、キーチェンジや構成の変更に対応するにも一から書き直しだし。まあ、時間の無駄を無くして楽しようということですな。僕の使っている楽譜作製ソフトウェアはSibelius(シベリウス)だ。以前は「Finale」というソフトを使っていたが、...

歌伴はピアニシモが勝負!

今回はちょっとマニアックなピアノの演奏法の話。興味ない人はスルーしてね。トラックダウンをしていると思うのが、伴奏とソロの音量の差。歌が主役の音楽であるならば、ベースなど一部例外はあるが、伴奏するほとんどの楽器の音量は歌に比べて驚く程小さい。ソロは歌に負けない存在感が必要なので、伴奏と比べてもの凄く音量を上げる。電気系の楽器のミュージシャンはそこをわきまえて、伴奏とソロの音量をボリュームのつまみの数...

「Spotify」は音質はかなりいいらしい?

今回はちょっと固い話。今話題の、日本上陸間近といわれている「Spotify」。定額制で聞き放題の音楽サービスで、配信とストリーミングがあるとのこと。それは、これからの音楽業界のあり方に1つの答えを出すかもしれない。ビジネス的な部分は専門家にまかして、僕の気になるのは音質だ。配信はmp3で解像度は256kbpsくらいらしい。音質が良いのはストリーミングで、プレミアム会員だと320kbpsの解像度になるとのこと。個人的に、勉...

交響曲1番「HIROSHIMA」ヤフオクでの相場は?

封が空いてれば2、3千円くらいで、競れば4、5千円いくのかな、と言う感じ。実は件のCDを興味本位で昨年の10月頃購入していた。80分の大曲を聞く時間も作れないまま仕事に追われているうち、新垣氏の記者会見の日は来てしまった。せっかくだから聞いてみようと思ったが、80分という演奏時間に怖じけづいてしまっている。聞いてみたらここに感想を書こうと思っている。ヤフオクに出品するかはそれから考えようと思う。とこ...

褒めて欲しいだけなのかも?

便利になったものだ。アレンジデモの確認、TDの確認、音楽の確認に関する事はネット経由のデータのやり取りで済んでしまう。あんまり外出しないで仕事を進められたり、OKをもらうタイムラグがなくなったり、仕事の効率はここ5年くらいで飛躍的に上がった。ギャラは飛躍的に上がったりせず、むしろ効率よくなった分下がった気がするが・・・まあ、それは置いといて。普通、僕くらいのオヤジなら昔は良かった的に、直接会って心を...

Pianoの定位って?

仕事が終わり、心身ともにダシがら状態になったとき。少し前までは、無音を(正確に言えば暗騒音を)聞きながら、1人で酒を飲んでいた。今はJazzを聞きながら飲んでる。主にモダンジャズを聞いている。正直、 Bill Evans は、センチメンタル過ぎて苦手だ。でも、晩年のスタジオ録音の2枚「I Will Say Goodbye」「You Must Believe in Spring」の、突き抜けたセンチメンタリズムは好きだ。何か透徹した人生感が感じられる。自分の...

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Deep寿

Author:Deep寿
フリーランスの作編曲家
たまにピアノ弾き

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